- エンジニアは資格をとるべきか?
- 資格は役立たないと言われている理由
- 資格が役に立つケース
- IT技術者向けの主な資格
- IT全般を網羅しているIPA資格
- ITパスポート試験(難易度: やさしい、おすすめ度: ☆)
- 情報セキュリティマネジメント試験(難易度: やさしい、おすすめ度: ☆☆☆)
- 基本情報技術者試験(難易度: やややさしい、おすすめ度: ☆☆☆)
- 応用情報技術者試験(難易度: やややさしい、おすすめ度: ☆☆☆)
- ITストラテジスト試験(難易度: ?、おすすめ度: ☆)
- システムアーキテクト試験(難易度: 普通、おすすめ度: ☆☆☆)
- ネットワークスペシャリスト試験(難易度: 普通、おすすめ度: ☆☆☆)
- ITサービスマネージャ試験(難易度: 難しい、おすすめ度: ☆☆☆)
- プロジェクトマネージャー試験(難易度: 普通、おすすめ度: ☆)
- データベーススペシャリスト試験(難易度: やややさしい〜普通、おすすめ度: ☆☆☆)
- エンベデッドシステムスペシャリスト試験(難易度: 難しい、おすすめ度: ☆☆)
- 情報処理安全確保支援士試験(難易度: やややさしい〜普通、おすすめ度: ☆☆)
- システム監査技術者試験(難易度: 難しい、おすすめ度: ☆☆)
- IT全般を網羅しているIPA資格
エンジニアは資格をとるべきか?
エンジニアが資格をとるべきかというと人によって意見が分かれます。
当然のことですがエンジニアになるために資格は必要ありません。肌感覚になりますが資格なんて意味ないというエンジニアのほうが多くITにまつわる資格を持っている人はあまり多くないです。
ただ私の周りのエンジニアで優秀な人だと意外と資格を持っている人も多く一概に資格習得には意味がないとは言えません。
結論から言うと私は資格それ自体よりも資格を取る過程に価値があると思っています。
本記事ではその理由とおすすめの資格について説明します。また資格に関する疑問として多い資格を取ると年収が上がるかという疑問にも答えてみます。
資格は役立たないと言われている理由
知識よりも実務経験が重要視されるから
ITの技術にいくら詳しくてもそれでシステム開発ができるかと言われるとそうとは限りません。また知識を身につけていてもGoogleで検索すればわかってしまうことが多く、いくら知識を記憶していたとしても意味がないことが多いです。そのため資格よりも実際の職務経歴のほうが信頼度が高いです。なので資格があまり採用活動などで見られないという背景があります。
最新技術のキャッチアップに資格が使えないから
常に技術は変化しているので資格を作ったとしても数カ月後には変わっていることなども多いです。資格だと最新のトレンドに対しては遅くなってしまいます。
最近のフロントエンドフレームワークなどは変化が特に激しかったりと資格にするには難しいところがあります。このような背景からテクノロジーに関しては資格にそもそもなってなかったりして測れない領域が多いです。
あまり重要視されない風潮だから
あまり資格を重要視しない風潮があります。そのため資格を習得する人の数が少ないです。わざわざ資格勉強するぐらいだったら新しいテクノロジーを学ぶために時間を費やしたいという考え方の人も多いです。
資格保持者が少ないので採用の際に資格を評価するよりも実績を聞いたりするほうが人を評価しやすくあまり重要視されない状況になっています。資格をとっても採用になかなか結びつきにくく意味がないからなかなか取る人もおらずさらに資格が軽視される負スパイラルが発生しています。
資格が役に立つケース
資格が役に立たないのは本当でしょうか?
そんなことはありません!資格を勉強することには大きな価値があると思っています。
基礎的な内容を勉強するためのモチベーションになる。
資格は基礎的な知識をキャッチアップする際に役立ちます。基礎的なネットワークやデータベースの知識はすぐに役立つものではないので勉強するとなると退屈です。
ただし資格となると目標ができて勉強する際のモチベーションになります。地味で基礎的な知識だけどエンジニアだから知っておきたいような知識の勉強に資格勉強は役立ちます。
資格勉強によって知識の点検ができる。
実は理解しているつもりでも意外と自分の知識が間違っていることは往々にしてあります。そのようなミスは周りもあまり指摘してくれなかったりするのでそれを確認する意味で資格勉強は役立ちます。
なにか自分が覚え間違えをしてないか、一通り知識を身につけたと思っていたけれど抜けている部分はないかなど知識の点検作業として資格勉強は役に立ちます。
大手企業では資格が役に立つことがある。
大手企業だと出世の条件に資格習得があったり採用の際に資格は重要視される傾向があります。特にIT業界ではない事業領域のITの部署などでは評価制度が古いため資格習得によって評価しているところが多い印象です。
情報技術からは少し脱線してしまいますがTOEICなどの英語の資格は大手だと海外出張の条件だったりして資格勉強に価値があります。また採用の際などはTOEICの点数を求められることが多くエンジニアであってもTOEICは高い点数をとっておくと良いでしょう。
学びたいことがないエンジニアが目的を持つための手段
プログラミングが好きでエンジニアになった人が多いですが中にはやりたいことが見つからない方もいると思います。技術が好きと言うよりは働きやすさや年収でエンジニアになったという人もいるでしょう。
そういった人はIPA資格を学ぶことでモチベーションに依存せずシステム開発に必要な知識が自然と付いてきます。もし学びたいことがない場合はとりあえず資格を勉強してみるのが良いでしょう。
資格は年収アップに使えるか?
会社の制度として資格習得に関する補助が出るか確認しましょう。もし会社が小さくてそのような制度がなければ資格勉強のメリットを経営陣に伝えて制度の提案しても良いかもしれません。
ただ資格によって年収が上がるかどうかと問われると資格を習得したからといって年収があがることはほとんどありません。エンジニアは実績が一番重要で資格はあくまで自分のことを知らない人に向けて実績を示すために役立つことはあります。
あなたのことをよく知っている上司からしてみれば資格よりもあなたの現状の働きを評価しているため資格をとったからといって評価があがることはほとんど無いです。なので年収をあげるために資格をとるのはあまり得策ではないです。あくまで勉強ためのモチベーションアップや知識の確認として利用することをおすすめします。
もし年収アップをしたいのであればこちらの記事を参考にしてみてください。
IT技術者向けの主な資格
IT全般を網羅しているIPA資格
日本国内だとIPAの影響力は高くIT系の資格と思ってはじめに思い浮かぶ資格としてはIT系の資格が多いです。新卒採用の頃ITパスポートの資格をもっていると採用が有利になると聞いてとった人もいるかもしれません。そのITパスポートもIPAですし応用情報技術者試験のIPA資格です。
ITパスポート試験(難易度: やさしい、おすすめ度: ☆)
ITパスポート試験はITの全般的な知識を図るテストです。内容自体は幅広く基本的な知識を問う内容となっています。問題自体は常識的な内容が多いですが出題範囲が広いため意外と抜け落ちている範囲があったりするため一度確認しておくと役立つことがあります。
ただし難易度が低くて取得してもあまり意味がない資格です。過去問などを見てみてIT技術者としての常識的な知識が多いです。学生でまだIT業界のことをしらない人にとってはIT業界を知るために良い資格なので取得しても良いかもしれません。
実施時期 | 随時予約を受け付けています |
試験時間 | 120分 |
出題形式 | 多肢選択式(四肢択一) |
出題数 | 100問(一問一答) |
受験料 | 7500円 |
情報セキュリティマネジメント試験(難易度: やさしい、おすすめ度: ☆☆☆)
セキュリティに関する基本的で必須の知識を網羅した試験となっています。個人情報などのデータを扱う人なら個人情報保護の観点からこの試験で問われる知識は必須になります。
この資格は必要最低限の情報セキュリティ意識があるとみなされるためとっておいて損はないですし履歴書に書いておくと少しは特になると思われます。自信はあっても気付かぬうちにセキュリティリスクを犯してないかの確認をしてみると良いかもしれません。
実施時期 | 5月、10月(年2回) |
試験時間 | 午前: 90分、午後: 90分 |
出題形式 | 多肢選択式(午前のみ四肢択一、午後は複数選択肢による穴埋め) |
出題数 | 午前: 50問(一問一答)、午後: 3問(穴埋め) |
受験料 | 7500円 |
基本情報技術者試験(難易度: やややさしい、おすすめ度: ☆☆☆)
ITの基本的な知識であったりコンピューターサイエンスの基本的な知識を測るのが基本情報技術者試験です。ここぐらいからWEBエンジニアでもわからないことが出始めてきます。情報系の学部出身じゃない人は意外とちゃんと勉強しないと取れない資格です。
また基本的な経営用語の知識が問われる問題もあって優秀なエンジニアであってもなめてかかると取得できないことがあります。ただし勉強すれば比較的だれでも取れる資格ですし自分の興味のない分野でも知っておいたほうが良い知識が身につくので取得してみると勉強になります。
実施時期 | 5月、10月(年2回) |
試験時間 | 午前: 150分、午後: 150分 |
出題形式 | 多肢選択式(午前のみ四肢択一、午後は複数選択肢による穴埋め) |
出題数 | 午前: 80問(一問一答)、午後: 11問中5問解答(穴埋め) |
受験料 | 7500円 |
応用情報技術者試験(難易度: やややさしい、おすすめ度: ☆☆☆)
ITの少し高度な知識であったりコンピューターサイエンスに関する知識を測るのが基本情報技術者試験です。基本情報技術者試験と内容自体はかなり近いですが少し掘り下げた内容を測る試験になっています。基本情報技術者試験よりも詳細な知識が求められます。
基本情報技術者試験同様に意外と知らないことが多いため実戦経験で身につけた知識だけでは取得することは難しいです。そのためちゃんと学習しないと取れない資格です。
実施時期 | 4月、10月(年2回) |
試験時間 | 午前: 150分、午後: 150分 |
出題形式 | 午前: 多肢選択式(四肢択一)、午後: 記述式 |
出題数 | 午前: 80問(一問一答)、午後: 11問中5問解答 |
受験料 | 7500円 |
ITストラテジスト試験(難易度: ?、おすすめ度: ☆)
ITを使った経営戦略を支援する知識が身につく資格です。正直、私もとったことはないのです。経営という答えのでないところに資格という知識でわかった気になってもしょうがないという気持ちがありとってないです。
技術者として役立つ内容ではなかったり普段からニュースを見ていればある程度、磨かれる能力でもあるので取る必要はあまりなさそうです。問題をみると横文字が多用されていてその意味を問う問題が多いです。IT技術者にとってはまずは他のIPA資格を習得してからあとはやりこみ要素として取得する資格なのかもしれないです。
実施時期 | 4月(年1回) |
試験時間 | 午前: 50分と40分、午後: 90分と120分 |
出題形式 | 午前: 多肢選択式(四肢択一)が2つ、午後: 記述式、論述式 |
出題数 | 午前: 30問と25問、午後: 4問中2問解答と3問中1問解答 |
受験料 | 7500円 |
システムアーキテクト試験(難易度: 普通、おすすめ度: ☆☆☆)
システムアーキテクト試験では実践的なシステム設計に関する知識が求められる内容が多いです。これは職場でシステム設計を行う際に必要な知識が多いので実践で学んだことが役立つ試験です。
実務経験者はシステム設計などで身につけた知識で点数が伸びやすいため少ない勉強時間で取得しやすい資格です。個人的には基本情報技術者試験よりも出題範囲が技術寄りのため習得しやすい印象があります。
実施時期 | 4月(年1回) |
試験時間 | 午前: 50分と40分、午後: 90分と120分 |
出題形式 | 午前: 多肢選択式(四肢択一)が2つ、午後: 記述式、論述式 |
出題数 | 午前: 30問と25問、午後: 4問中2問解答と3問中1問解答 |
受験料 | 7500円 |
ネットワークスペシャリスト試験(難易度: 普通、おすすめ度: ☆☆☆)
ネットワークに関する実践的な知識が身につく試験です。こちらも実務で使うネットワークの知識が多いため実務経験者にとっては常識的な知識が多いので簡単かもしれないです。
出題範囲が絞られていることとネットワークに関する基本的な知識が多いのでこちらも難易度は応用情報技術者試験よりは簡単な印象です。ただしネットワークについて一度も勉強したことがない人は資格勉強が必要となります。
実施時期 | 4月(年1回) |
試験時間 | 午前: 50分と40分、午後: 90分と120分 |
出題形式 | 午前: 多肢選択式(四肢択一)が2つ、午後: 記述式が2つ |
出題数 | 午前: 30問と25問、午後: 3問中2問解答と2問中1問解答 |
受験料 | 7500円 |
ITサービスマネージャ試験(難易度: 難しい、おすすめ度: ☆☆☆)
サービスを安定的に提供するための知識が問われる試験となっています。中にはネットワークやインフラやセキュリティの知識もあるためそこは点数は取りやすいですが障害が発生したときの対応や用語、契約周りの話などもあり難しい資格です。知らない内容も多く学んでみると面白いです。
実施時期 | 4月(年1回) |
試験時間 | 午前: 50分と40分、午後: 90分と120分 |
出題形式 | 午前: 多肢選択式(四肢択一)が2つ、午後: 記述式、論述式 |
出題数 | 午前: 30問と25問、午後: 3問中2問解答と2問中1問解答 |
受験料 | 7500円 |
プロジェクトマネージャー試験(難易度: 普通、おすすめ度: ☆)
プロジェクトマネージメントをするための知識が問われる試験となっています。個人的にはプロジェクトマネージメントから属人的な要素が排除されすぎているためこの試験の知識のように型に当てはめないほうが良いと思いました。
プロジェクトマネジメントは知識よりも経験や人間性が重要なので資格勉強をしたとしても上手く行くときは上手く生きますし反りが合わない人と組むことになったときは自分がある程度我慢したりといった泥臭さが必要となるため資格をとったからといってあまり意味はないです。
実施時期 | 10月(年1回) |
試験時間 | 午前: 50分と40分、午後: 90分と120分 |
出題形式 | 午前: 多肢選択式(四肢択一)が2つ、午後: 記述式、論述式 |
出題数 | 午前: 30問と25問、午後: 3問中2問解答と2問中1問解答 |
受験料 | 7500円 |
データベーススペシャリスト試験(難易度: やややさしい〜普通、おすすめ度: ☆☆☆)
データベースに関する基本的な概念に関する理解を問われる試験となっています。WEB開発をしていたら基本的には知っておいて欲しい知識を問われる問題が多いです。それなりに開発の経験があるエンジニアにとっては少ない勉強時間でもとれる資格です。
ITエンジニア1年目で基礎知識をしっかり身につけておきたい人やデータベースに関する知識に抜けがないか確認するために良い資格です。
実施時期 | 10月(年1回) |
試験時間 | 午前: 50分と40分、午後: 90分と120分 |
出題形式 | 午前: 多肢選択式(四肢択一)が2つ、午後: 記述式が2つ |
出題数 | 午前: 30問と25問、午後: 3問中2問解答と2問中1問解答 |
受験料 | 7500円 |
エンベデッドシステムスペシャリスト試験(難易度: 難しい、おすすめ度: ☆☆)
いわゆる組み込み系の技術に関する知識を測る試験となっています。WEB開発が主なエンジニアにとってはあまり馴染みのない知識が多くちゃんと学ばないととれない資格となっています。
個人的には論理回路やハードウェアの勉強はしたつもりでしたがわからない内容が多く勉強になった資格でした。あまりWEB開発で使うことのない知識ですが趣味として身につけてみると面白いです。
実施時期 | 10月(年1回) |
試験時間 | 午前: 50分と40分、午後: 90分と120分 |
出題形式 | 午前: 多肢選択式(四肢択一)が2つ、午後: 記述式が2つ |
出題数 | 午前: 30問と25問、午後: 3問中2問解答と2問中1問解答 |
受験料 | 7500円 |
情報処理安全確保支援士試験(難易度: やややさしい〜普通、おすすめ度: ☆☆)
情報セキュリティに関する基本的な知識を測る試験です。WEB開発に携わるなら知っておきたい情報セキュリティの知識が多い印象でした。こちらも実際にWEB開発をしていれば常識的な知識なので取得は簡単です。新人研修の題材として良い資格だと思いました。
実施時期 | 4、10月(年2回) |
試験時間 | 午前: 50分と40分、午後: 90分と120分 |
出題形式 | 午前: 多肢選択式(四肢択一)が2つ、午後: 記述式が2つ |
出題数 | 午前: 30問と25問、午後: 3問中2問解答と2問中1問解答 |
受験料 | 7500円 |
システム監査技術者試験(難易度: 難しい、おすすめ度: ☆☆)
実施時期 | 10月(年1回) |
試験時間 | 午前: 50分と40分、午後: 90分と120分 |
出題形式 | 午前: 多肢選択式(四肢択一)が2つ、午後: 記述式と論述式 |
出題数 | 午前: 30問と25問、午後: 3問中2問解答と2問中1問解答 |
受験料 | 7500円 |
プログラミング言語の資格
Java SE 11 認定資格(オラクル認定Javaプログラマ)
実施時期 | 随時 |
試験時間 | Gold: 180分、Silver: 180分、Bronze: 65分 |
出題形式 | 選択問題 |
出題数 | Gold: 80問、Silver: 80問、Bronze: 60問 |
受験料 | Gold: 26,600円、Silver: 26,600円、Bronze: 13,600円 |
Javaプログラミング能力認定試験
実施時期 | 1,2級: 1, 6月(年2回) 3級: 1,6,9月(年3回) |
試験時間 | 1級: 150分、2級: 90分、3級: 60分 |
出題形式 | 1級: 実技試験、2,3級: Webテスト |
出題数 | 1級: 2問、2級: 大7問、3級: 大問6問 |
受験料 | 1級: 7800円、2級: 6400円、3級: 5200 |
C言語プログラミング能力認定試験
実施時期 | 1,2級: 1, 6月(年2回) 3級: 1,6,9月(年3回) |
試験時間 | 1級: 150分、2級: 90分、3級: 60分 |
出題形式 | 1級: 実技試験、2,3級: Webテスト |
出題数 | 1級: 2問、2級: 大問8問、3級: 大問6問 |
受験料 | 1級: 7800円、2級: 6400円、3級: 5200 |
PHP技術者認定試験
実施時期 | 随時 |
試験時間 | 初級: 60分、上級: 120分 |
出題形式 | 選択式 |
出題数 | 初級: 40問、上級: 30問 |
受験料 | 初級: 12,000円、上級: 15,000円 学生は50%オフ |
Ruby技術者認定試験
実施時期 | 随時 |
試験時間 | Gold: 90分、Silver: 90分 |
出題形式 | 選択問題 |
出題数 | Gold: 50問、Silver: 50問 |
受験料 | Gold: 16,200円、Silver: 16,500円 |
Python3エンジニア認定基礎試験
実施時期 | 随時 |
試験時間 | 60分 |
出題形式 | 選択問題 |
出題数 | 40問 |
受験料 | 10,000円 学生は50%オフ |
Python3エンジニア認定データ分析試験
実施時期 | 随時 |
試験時間 | 60分 |
出題形式 | 選択問題 |
出題数 | 40問 |
受験料 | 10,000円 学生は50%オフ |
ディープラーニングやAIの動向をキャッチアップしたかったら
G検定
ディープラーニングを事業で利用する際に適切な決定を行うための基本的な知識を身につけてられます。主にディープラーニングに興味があってどんなことができるのかなどの基本的な知識を身につけるための資格となります。オンライン実施(自宅受験)のため気軽に受けることができます。
試験時間 | 120分 |
出題形式 | 多肢選択式 |
出題数 | 220問程度 |
受験料 | 一般:13,200円、学生:5,500円 |
E検定
ディープラーニングモデルを実装する際に必要な知識を身につけるための検定です。ディープラーニングの理論やモデルの知識、統計的や情報理論といった数学的な知識、推論環境に関する知識を問われる問題が出題されます。
※JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していることが受験資格です。JDLA認定プログラムとはJDLAが認定したディープラーニングの教育プログラムでオンラインで受講できるものもあります。
試験時間 | 120分 |
出題形式 | 多肢選択式 |
出題数 | 100問程度 |
受験料 | 一般:33,000円、学生:22,000円、JDLA会員:27,500円 |
インフラ周りの知識を固めたかったらGCPとAWSとAzure
AWS認定資格
区分 | FOUNDATIONAL | ASSOCIATE | PROFESSIONAL | PROFESSIONAL | ||||||||
受験の目安 | 半年のAWS利用者の水準 | 1年間のAWS利用者の水準 | 2年間のAWS利用者の水準 | それぞれの分野のプロフェッショナル | ||||||||
試験 | Cloud Practitioner | Solutions Architect | SysOps Administrator | Developer | Solutions Architect | SysOps Administrator | Advanced Networking | Data Analytics | Database | Machine Learning | Security | SAP on AWS |
試験時間(分) | 90 | 130 | 130 | 130 | 180 | 180 | 170 | 180 | 180 | 180 | 170 | 170 |
受験料(USD) | 100 | 150 | 150 | 150 | 300 | 300 | 300 | 300 | 300 | 300 | 300 | 300 |
試験形式 | 複数選択または複数応答 | 複数選択または複数応答 | 複数選択または複数応答 | 複数選択または複数応答 | 複数選択または複数応答 | 複数選択または複数応答 | 複数選択または複数応答 | 複数選択または複数応答 | 複数選択または複数応答 | 複数選択または複数応答 | 複数選択または複数応答 | 複数選択または複数応答 |
選択可能な言語 | 英語、日本語など | 英語、日本語など | 英語、日本語など | 英語、日本語など | 英語、日本語など | 英語、日本語など | 英語、日本語など | 英語、日本語など | 英語、日本語など | 英語、日本語など | 英語、日本語など | 英語、日本語など |
出題数 | 65 問 | 65 問 | 65 問 | 65 問 | 75 問 | 75 問 | 65 問 | 65 問 | 65 問 | 65 問 | 65 問 | 65 問 |
Google Cloud 認定資格
区分 | 基礎的 | アソシエイト | プロフェッショナル | ||||||||
受験の目安 | Google Cloudの経験 | Google Cloud での構築経験が 6 か月以上 | それぞれの分野のプロフェッショナル | ||||||||
試験 | Cloud Digital Leader | Cloud Engineer | Cloud Architect | Cloud Database Engineer(ベータ版) | Cloud Developer | Data Engineer | Cloud DevOps Engineer | Cloud Security Engineer | Cloud Network Engineer | Google Workspace 管理者 | Professional Machine Learning Engineer |
試験時間(分) | 90 | 120 | 120 | 120 | 120 | 120 | 120 | 120 | 120 | 120 | 120 |
受験料(USD) | 99 | 125 | 200 | 120 | 200 | 200 | 200 | 200 | 200 | 200 | 200 |
試験形式 | 多肢選択式 | 多肢選択式 | 多肢選択式 | 選択式 | 多肢選択式 | 多肢選択式 | 多肢選択式 | 多肢選択式 | 多肢選択式 | 多肢選択式 | 多肢選択式 |
選択可能な言語 | 英語、日本語など | 英語、日本語など | 英語、日本語など | 英語 | 英語、日本語 | 英語、日本語 | 英語、日本語 | 英語、日本語 | 英語 | 英語、日本語 | 英語 |
Microsoft Azure認定資格
Microsoftの資格は出題範囲が細かく分割されているため代表的なものを紹介します。他にはビジネス向けのものだったりMicrosoft365,Ofiiceなど各プロダクトに関する資格もあります。
初級: (Azure Fundamentals, Azure Data Fundamentals
Azure FundamentalsはAzureを利用するために必要な基本的なネットワーク、ストレージ、コンピューティングなどの知識を測る資格です。Azure Data FundamentalsはAzureで利用できるリレーショナルデータベースと非リレーショナルデータベースに関する基本的な知識を測る資格です。
料金は$99で日本語や英語などで受験することができます。
中級: (Azure DB Developer Associate,Azure Security Engineer Associateなど)
中級からはそれぞれの専門領域に特化した資格となっています。データベースやセキュリティ、AI、IoTなどに関する資格があります。$165で日本語や英語などで受験することができます。
上級: (Azure DevOps Engineer Expert,Azure Solutions Architect Expertなど)
上級からは専門領域ごとの設計などの上流工程に関する知識が試される資格となっています。
データベース、セキュリティ、DevOpsなどに関する資格があります。
$165で日本語や英語などで受験することができます。
ネットワークの知識を固めたかったらCisco
Ciscoの資格には4段階のレベルがありレベルごとに様々な専門領域に特化した出題範囲のある資格となっていrます。
エントリー(CCT Collaboration,CCT Data Center,CCT Routing & Switching)
Ciscoのサイトの説明によるとエントリーはこれからネットワークエンジニアに興味ある人がとる資格レベルです。
受験料は14000円前後
アソシエイト(CyberOps Associate,DevNet Associate,CCNA)
アソシエイトはネットワークエンジニアにとって必要な基礎レベルの能力を測る資格レベルです。受験料は36,960円です。ここら辺から受験料がかなり高額になってくるので会社の制度を利用して受験することをおすすめします。
プロフェッショナル(CCNP Collaboration, CyberOps Professional,CCNP Data Center,DevNet
Professional,CCNP Enterprise,CCNP Security,CCNP Service Provider)プロフェッショナルな自分の専門分野を更に掘り下げた内容を測る資格レベルです。受験料は107,775円です。
エキスパート(CCIE Collaboration,CCIE Data Center,DevNet Expert,CCDE,CCIE Enteprise
Infrastructure,CCIE Enterprise Wireless,CCIE Security,CCIE Service Provider)エキスパートは特定の分野で権威のある専門家としてシスコから認められる資格レベルです。筆記試験が58,320円、ラボ試験が207,360円です。合格するためには複数回受験する必要があるため100万円程度費用がかかる可能性があります。
データベースを極めたかったらMySQLとOSS-DB、Oracle
データベースごとに資格があります。MySQLならMySQL公式の資格、PostgresならOSS-DB、OracleならOracle社の資格を取得することになります。
MySQLに関する資格
MySQL 5.7 Database Administrator
MySQLのインストール、設計、設定、監視、ユーザー管理、セキュリティ、パフォーマンスの最適化、バックアップなどが出題範囲のデータベース管理者向けの資格となっております。
MySQL 5.6 Developer
もともとMySQLの開発者向けの資格であるMySQL 5.6 Developerがありましたが2022年現在は廃止されております。
その他のDBの資格
OSS-DB
特定非営利活動法人(NPO) LPI-Japan事務局が主催するPostgreSQLに関する資格です。SilverとGoldの2段階の資格がありGoldを受検するためにはSilverを取得する必要があります。
SilverはPostgreSQLの基本的な操作と設計、設定、運用に関する知識を測る資格となっています。
Goldは大規模なシステムを構築する際の工夫や運用管理、コンサルティングなどの知識を試される資格となっています。
ORACLE MASTER
ORACLE MASTERはBronze,Silver,Goldのレベルが用意されています。上記2つのデータベースの資格と比べると権威性がありOracleを苦手とするエンジニアは多いので比較的重宝されやすい資格です。
BronzeはDBの基礎知識を試す試験です。
SolverはDBの運用やSQLの基礎知識を試す試験です。
Goldはバックアップ、リカバリ、設計、インストール、アップグレードなどの知識を試す試験です。
スクラム開発を極めたかったら
スクラム開発は自社サービスを開発している企業では一般的になりつつスクラム人材が多くの企業で求められています。
Certified Scrum Master
研修を1日受けて試験をうけることで認定スクラムマスターを取得できます。スクラムマスターはスクラム開発におけるミーティングのファシリテーションや予定の調整などをこなす重要な役割をこなす人です。
20万円程度の費用がかかります。試験の再受験は25ドルでできます。
Certified Product Owner
研修を1日受けて試験をうけることで認定プロダクトオーナーを取得できます。プロダクトオーナーはタスクの優先順位を決めてチームのリソースを効率的に発揮させてプロダクトの価値を高めることに責任を持つ立場の人です。
20万円程度の費用がかかります。試験の再受験は50ドルでできます。
資格に近しいスキルの証明に役立つコンテストサイト
AtCorder
AtCorderはオンラインでコーディングスキルを測るコンテストです。ほとんど毎週コンテストが開催されているので誰でも無料で参加することができます。AtCorderは競技プログラミングのサイトで色でレベル分けされています。
ここで水色以上だと採用試験で使えたりします。Googleなどの外資系企業だとアルゴリズムやデータ構造の理解度を測る面接があるため競技プログラミングを練習しておくと転職の際に役立つことがあります。
Kaggle
Kaggleはデータ分析のスキルを測るコンテストサイトです。世界的なサイトで世界中から優れたデータサイエンティストたちがコンテストの問題を解いているので非常にレベルの高いコンテストです。
1つのコンテストは大体3ヶ月ぐらいのものが多く長期的に取り組むことになります。コンテストに上位入賞するとメダルがもらるためメダルを持っていると採用の際にかなり有利に働きます。コンテストの内容は実務に直接活きてくるものも多く採用に直結しやすいコンテストです。
どこから学ぶのがおすすめか?
基本情報技術者試験と応用情報技術者試験は幅広く知識を身につけるという意味ですべてのエンジニアにおすすめできる資格です。その後はIPAのデータベースやアーキテクチャ、セキュリティ、ネットワークあたりの資格の知識はWEB開発などでは重要な知識なのである程度のスキルの担保と知識の点検という意味ではおすすめです。
最近だとディープラーニングやスクラム人材へのニーズが高まっているので知識を身につけておくとキャリアアップにつながるかもしれないです。詳しくて勉強する意味があまりなく感じても自分の得意分野の知識を確固たるものにするために専門的な資格を習得していくのも良いと思います。
ただし専門的な資格になればなるほど受験料が高額になるため会社からの補助を利用するのが無難です。スタートアップだと資格習得の補助が少ないですが大手だと充実しているところが多いのです。
資格を取得したら?
資格勉強は自分のスキルを磨いたり知識の穴を埋めるのには役立ちますが取得したとしても評価されることはそう多くはないです。またスキルを磨いてもなかなか周りの人は評価してくれなかったりスキルを実務で活かせるようなプロジェクトにアサインされない限りは宝の持ち腐れになってしまいます。
もし年収をあげたいとか良い職場で働きたいなどの目的があってスキルを身につけているのであればそれだけでは目的を達成するのは難しいです。自分のスキルを正しく評価してもらうためには自分の相場を会社に正しく評価してもらうことが非常に重要となってきます。
もしキャリアアップを目指しているのであれば次の記事が参考になるのでぜひ参考にしてみてください。
コメント